「竜胆尊(りんどう みこと)」は睡眠導入剤【Vtuber】




 お酒が飲めないのに、99.99(フォーナイン)をがぶ飲みし、爆死。頭が痛くて眠れない。そんな夜でも、睡眠が出来る方法がある。

 バーチャルユーチューバー(以下Vtuber)の「竜胆尊(りんどうみこと)」である。

 輝夜月(かぐやるな)などで、アルコール漬けになった脳みそに癒やしをくれるのがこの竜胆の声。

輝夜月を「無理やり笑いをくれる魔剤」とするなら、竜胆尊は、「やすらかな眠りを与えてくれる薬」である。

”輝夜月”にアル中にされた

2018.02.04

えーっと「りゅう?たん?そん?」 動画との出会い

「えーっとなになに、りゅう・たん・そん・・・?」

宅飲みの場で、なぜかVtuberを漁る時間がやってきて、ある友人がそう呟いた。

「なに?中国人なの?」と聞き返し、漢字を一つ一つ聞いていく、竜(りゅう)に胆(たん)に尊(そん)。

「いや、それ竜胆(りんどう)じゃない?」

 「りゅうたん」と音声で言われると、まったく気づけなかった。馴染みある「竜胆」という言葉だったのに「りゅうたん」の印象が強すぎて、すぐには気づけず、すぐには読めなかった。花の種類でもある「竜胆」。 

「竜胆尊(りんどう みこと)か、どれどれ」と謎の上から目線で、生放送のアーカイブを再生。

「なんだこの癒やしボイスは…」と声を上げたのは自分。再生した友人より自分がハマって大声を上げた。

「笑い方が本当に好き」と軽く20回は言った気がする。たかだか一時間やそこらで。


この次の瞬間、綺麗な馬がポップに変わる

 竜胆(りんどう)と読むことがわかっても、その夜は「りゅうたんそん」を気に入ってしまい、「りゅうたんそん!りゅうたんそん!」と連呼する友人と自分。完全にオタクのそれだった。

 いわゆる「推しを語る人」のテンションがよくわかった瞬間だった。アルコールもほんの軽く入っているので、テンションは正直おかしかったと思う。

「りゅうたんそんたん!りゅうたんそんたん!」と、語尾に「たん」を付けさらにオタクっぽいことも言っていたような気がする。完全にオタクのそれだった。(二回目)

「りゅうたんそんたそ!!」とも言ってた。癒やされてるのに、完全に戦前の鼓舞された状態だった。尊軍。竜胆尊は、戦いを好まないらしいけども。(生放送の発言)

その夜は、「りゅうたんそん」って響きを皆してデタラメに気に入ってしまい、「もう、りゅうたんそんでよくない?」となにがなんやらのガバガバの定義をし、りゅうたんそんコールが響く。

 動画を見出した時点で、誰も彼も布団に入っており、時間は夜中の3時を回っていた。近所迷惑も甚だしい。だが、そんなこたぁ知ったことかと「りゅうたんそん!」「うおおぉ!りゅうたんそんたそ〜!「えるたそ〜!!」と身体を横にしながら叫ぶ真夜中のオタクたちがそこにいた。

 一言でいうと、馬鹿な夜でした。

笑い方が睡眠薬

 笑い方がほんとに心地よい。とてもお上品。人の臨界点を鎮めてくれる声と笑い方。「もうダメだ」と、限界を超えそうな時に、ポケーっと聴けば、すっと落ち着く。脳からα波が出てる気がする。1/f揺らぎ。

 キャラ設定も心地良い。雑談(晩酌)配信というスタイルがこれでもかと合ってる。需要を理解しすぎてる。けど配信も頻繁にするわけではないので、供給過多にもならない。なんだこのうまい分配。

 最初みたときは、「まーたキャラ設定が凝りすぎじゃないか・・」と思ったが、雑談放送を聞きながら眠ってしまったあとは、どうでもよくなった。あまりの心地よさに、設定がどうとかはこまけえことは気にならなくなった。

 「わらわ」や慣れない横文字を発するときのイントネーションなど、とにかく声、話し方が心地よい。ある意味魔剤。

ルックスも良いけど、自分の用途ではおまけ(現時点では)

 キャラ設定やルックスも良いのだけど、自分の用途は寝ながら聞くことなので、今の所あまり容姿は関係ない。ラジオ感覚で聴けるアーカイブをアップしてくれて、とても助かってる。

 現時点では、おまけ程度だけどそのうちルックスやモーションにもハマってしまいそうな未来が見える。あの風貌と「わらわ」はずるい。


ほんの一部。まだまだキャラは濃い

『よだかの星』の朗読と錯覚

(・・・ まさかVtuberを見ていて『よだかの星』を聞くとは)と思った。

これがよだかの最後でした。もうよだかは落ちているのか、のぼっているのか、さかさになっているのか、上を向いているのかも、わかりませんでした。ただこころもちはやすらかに、その血のついた大きなくちばしは、横にまがっては居ましたが、たしかに少しわらって居おりました。

宮沢賢治『よだかの星』

 宮沢賢治の『よだかの星』にそんな一節がある。宮沢賢治がもともと好きでして、『よだかの星』ではこの一節がとても印象的で記憶に残っていた。

 竜胆尊の朗読で改めて聞いて、眠ってるのか、それともその声に起こされているのか、わからなくなった。
「眠っているのか、起きているのか、わかりませんでした」と、そう言いたくなる感覚。

 そんな思いにさせられるわけです。心地よくて眠りそうになるのに、もっと聞いていたくなる声。困る。

 眠れるようで眠れない。眠れないようで眠れる。確実に脳に安らぎを与えてくれる雑談配信。また次は是非、ライブ中にお邪魔したい。


友達が再生するのを寝ながら聞いてたので、初めて画面をみた。まさかの寝転び。なんで?

 輝夜月以来の、どっぷりハマりそうなVtuberの登場なのでした。

ではまた。

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hitoto

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