ポルカドットスティングレイ。圧倒的セルフブランディング力と演奏、ボーカル雫の営業力によって時代の波に乗っているバンド。

 その雫さん(以下なんとなく雫嬢)。彼女のプロデュース力は、目を見張るものがある。

 今、もっとも勢いのあるSNSは、ツイッターでもフェイスブックでもない。

 インスタグラム。

 インスタ映え。いつ見てもだれかしらがストーリーをあげて、誰かが見ている。半自動で見れるあの気軽さが強い。

 そしてインスタに溢れているのは、おしゃれな写真と自撮り。ポルカドットスティングレイ雫嬢は、時代の流れに乗るのが上手い。もちろん自撮りにおけるポイントも完全に把握している。

本題の前に

SNS料理人多すぎ問題

 ちょっと談話を挟ませてください。

 SNSで写真をあげる際、「自分が一番よく映った写真」もしくは「自分が一番よく映るように加工する」ため、「皆おのおのが同じ写真をあげているのに、それぞれの顔が違う」という、それはそれはけったいな現象が起きてしまうことがある。

「すごい似てる人だけど、別人?」
「ほんとに同じ写真だよねこれ?」

 と疑うほどに、同じ人物・写真のはずが、どうも勝手が違う。カレーライス専門店が千差万別にあるのと同じで、絶妙に店によって味が違う。ニュアンスで味付けを変えてくる。

 自撮りと加工が上手い人は料理も上手いんじゃないかと勝手に推測してる。どうですか?違いますか?少なくとも盛り付けは上手いはず。

本題。

 自撮りの闇を触りを少し書いたけど、ポイントは一つ。

「自分が最も美しく映る角度を研究すること」

これに尽きます。ここまで読んで頂き、お疲れ様でした。

 インスタ漬けの友人達やネット情報曰く、SNSにアップする際は、

「自分が最もかわいく見える写真を上げる」

とのこと。なので、上に書いたように「同じ写真なのに別写真現象」が起こってしまう。

 セルフィに慣れている人間は「角度が一定」だったりする。声優の花澤香菜も角度の魔術師の内の1人でした。(過去)

 しかし、他人のカメラによる望まないポジショニングからの急な自撮りが始まった時、ベストアングルを攻められない。満足できない写真が出来てしまう。

 そうなると、おのおのが自分のスマホを取り出して「おいしい自分」を調理する。そうして出来あがる「同じ人なのに違う人」写真。釈由美子写真とでも名付けましょうか。

 言い忘れてましたが、

どの角度からでも可愛かったり、カッコイイ人は、ブラウザを閉じてもらって大丈夫です。

なんのテクニックもいらないです。そのままでいてください。

 もしくは、全方位から即座に対応出来るキメ顔を持っているあなた。

あなたはこの時代無敵です。

SNSを始めればたちまち人気になるでしょう。

光を強くあてて露出をあげる

 もうsnowなどでさんざん理解しているだろうけど、光を当てれば、肌が綺麗に見えてよく映る。

 この手法、ポルカドットスティングレイに限らず、映像作品では必須のテクニック。ライティング(lighting)である。被写体の映し方をわかっているカメラマンなどは、しっかりと理解し写真や映像をとる。

 ただ、ポルカでライティングで面白いものが最新作「一大事」のトレーラー映像。

 サムネでなんとなくわかると思うけど、雫嬢に光が集まっている。夏の夜に虫が寄るレベル。

 

 雫嬢だけ光当たりすぎでしょ。

 雫嬢と他のメンバーを比べれば一目瞭然で、その光の差はあきらか。正直これを見た時は、さすがに笑ってしまった。同時に、「徹底しているなぁ」と関心もした。

頑なに正面から撮らない雫氏


引用:ナタリー(Photo by AZUSA TAKADA)

 ポルカドットスティングレイのPVを見たことがある人なら、すぐ気付く。

 雫嬢は、8割型、横顔で映っている。

 その横顔がそれは綺麗。雫嬢はそこを自覚しまくっている。ここ最近のショートヘア路線も素晴らしい。

 正面は阿部サダヲだの言われたり(本人もネタにしてたり)するけど、個人的に阿部サダヲ好きなのでウェルカム。阿部サダヲだっていい顔じゃないですか。

 とにかく、雫嬢は角度を徹底している。たまに残り2割で正面が映ったりするが、その時の角度も完全な正面じゃないことが多い。しっかりキメてる。映し方、映り方を知っている。


正面を向いた!?


からのこの角度。

 レムは(比較的)新しいPVにしては、結構正面のカットがある。

「コンプレックスなのかかしらないけど横顔ばっかりでウザい」

 キメてる一方で、「正面から撮ることにコンプレックスを感じすぎてうざい」とのコメントをちょくちょく見かける。
 

「何が悪いんだ」


 みるたびそう思う。「自分が一番美しく映る角度を理解して、魅せられる」のは、見上げるべきポイント。

 「横顔が美しい」と自覚してるから、横顔を魅せる。いいじゃないですか。

 今はそういう位置づけをしているけど、段々と正面のカットも増えてるので、そのうち定点カメラでのMVとか出すかもしれない。(多分ないです。)

 正直ここまで徹底できると、面白い。「横顔でしか映らない」が話題になる。望まぬアンチだろうけど、狙ったアンチとも言えそう。アンチコメを受けるのも承知で、楽しくエゴサしたりしてる気がする。

強みを見つけられたらなら、活かしていいじゃない

 自分に良い角度があって、良い映り方があるならそれを推せばいいんですよ。「こいつ、いつもこの角度だな」と言われてしまえば、もうそれは個性で強みなんですよ。

 アピールポイントを見つけて、推せる。しかも全面的に。

 これが強みじゃなかったらなんなのか。就活などで散々悩んだりするくらい、「強み」が見つけられない人のほうが世の中多い。一つでも見つかればお祭りもの。ワッショイ。

「自分が最も美しく映る角度を探せ」

 何も目新しい事はないですが、雫嬢が改めて知らしめてくれた気がする。批判が湧いたりする事も分かった上で、彼女は正面以外で攻めている気がする。

結論


 

 自分を好きになれる角度を探せ!

 これです。冒頭にも書きましたが、これが全てです。

 写真が苦手だったり、自撮りが苦手な人は、自分がよく映る角度を自分自身で把握していない。今の時代、写真にうつることは中々に多いと思うので、キメ角度を用意しておくといざというとき便利です。角度同じとかネタにされたら勝ちくらいでいいんじゃないですかね。

むすびに

 誰かに「ポルカドットスティングレイってどんなの?」と言われれば、「かたくなに正面から撮らないボーカルがいるバンド」と応える。

 「なんだよそれ」とツッコミを受ければ万々歳。どんな音楽なのかを聞いてるのだろうに、問答無用でこう答えるのは、なんとも迷惑な返し方だろうけどお構いなし。

 ちなみに、ギターのハルシくんはどの角度切り抜いても問題ない。羽生くんタイプの顔立ちなので、幅広い層が好んでいる(気がする)。甘いマスクで、涼しい顔しながら大変なギターを弾くのが見所。


フィギアの羽生くん系統。色んな層にきっと人気。

 ここまで角度角度とか言いながら、最近は正面の写真も増えてきた。

 「正面からでもなんの問題もない」のも、ライブでの加点ポイントなのかもしれない。「顔顔」と言ってきたけど、ライブは音が聴こえたら良い。

 PVのセルフプロデュース、売り方など、曲を聴かせるまでの工程含めて、ポルカドットスティングレイは本当に上手くやっているなと思います。

「ツイッターでの歌詞集め」「CD限定の特典の付け方」「youtubeは広告なし(2018年4月現在)」などなど、アーティストというより、どちらかといえば優秀なデザイナー・企画屋寄りだなと感じます。

 売れる音楽を作ってるのはわかるのだけど、彼らが本当にしたい音楽はなんなんだろう。気になるけど、杞憂かもしれない。

 自撮りの件ですが、自分はどう角度つけようがピンとこないので、お金を積まれるか、顔7割隠すかしないと自撮りはしたくないです。カメラ起動した時にうっかり内カメラだったときの萎えは半端じゃない。自撮り得意な人の顔面偏差値をどうか下さい。

 ではまた。

ポルカドットスティングレイMVの雫嬢から学ぶ「焦らし」のテクニック

2018.04.17
hitoto

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