『荒野行動』ご存知でしょうか。公称「世界2億ダウンロード」で、スマホゲームをする人なら8・9割が存在を知ってるモンスターアプリ。元になったゲームより売れてるという、とんでもない作品です。(訴えられてます)

 そんなパク野行動ですが、広告(CM)の打ち出し方がひどい。ほんとにひどい。とにかくむちゃくちゃ。褒めるとこはあるのですが、全体的にかなり雑。

 時系列・ストーリー・”あの男”と共にそのめちくちゃっぷりを振り返ろうと思います。”あの男”だけでも荒野行動のCM、結構な数あるんですよ。

 公式がPR広告以外に動画を出していないので、Twitterのプロモーション動画をキャプチャさせてもらってます。(そのため文字が切れたりしてます。)完全に転載なので、公式より申し出があれば消します。著作権は荒野行動に帰属します。

伝説の幕開けとキーパーソン”あの男”

「おれを倒したい?じゃあ荒野行動しようよ」

Youtube、Twitterの広告で急に出てくるこの男。

のっけからこう煽るのです。

「オレを倒したい?じゃぁ荒野行動やろうよ。」

 まず言えるのは、「あんた誰だ」ということ。

 菅田将暉や、山崎賢人が言うならわかりますよ。「菅田将暉?倒せるならそりゃ倒したい」となりますよ。勝てるなら彼らに勝ちたいですよ。勝てるなら。

 しかし彼はまだ名の通ってない俳優なので、誰かわからない。見ず知らずの他人を倒したいと思うほど、血の気は多くない。それでも凛とし堂々とした態度で、こちらを見下げながら「おれを倒したい?」と煽ってくる。

 まるで「”おれ”で通じるだろ」と言わんばかりの表情。もっかい言いますよ。だれ?

 自分が何者かであるかのような口ぶりで、そして「倒したい?」の一言。良くも悪くもインパクトの強さが際立つ伝説の幕開けなのでした。

補足
「おれを倒したい男」便宜上、この記事では「オレオ」とたまに呼びます。「オレオ」と言葉が出てきたらこの俳優だとおもってください。

そして派生する公式MAD

「どこどこおぉ〜ん(ふぉー)」

「誰も倒せないよおれは〜〜(微動横揺れ)」は腹よぎれるほど笑った。

 夜神月もびっくりの「計画通り」。PUBGだけでなく、大場つぐみと小畑健からも訴えられそう。なーにが「完、璧」だ。

 ワイプが逆。味をしめ、俳優推してくる。

「おれを倒したい?」から伺える彼の嫌われっぷり

 開始1秒で臨戦状態に入るこの男。

「おれを倒したい?」

 このあまりの情報の少なさから繰り出される鋭い煽り。この切れ味、彼は一体なにものなのか。

 与えられたヒントは「おれを倒したい?」の一言。

 ここから推測できる一つが、彼は「普段から反感を買う人間」だということ。平たくいえば、この男は嫌われてる。「倒したい」と思わせる”なにか”を日常的に振りまいてると予想。

たった一言で、自分に有利なシチュエーションを作り出すスキル

 「でもおれを倒したいなら、おれの土俵に来いよ」と言わんばかりの「じゃぁ荒野行動やろうよ。」のセリフ。

 ”どうやら彼を倒すには「荒野行動」をするほかない”と選択肢を狭めてくる。

 おそらく彼に「じゃんけん」で勝ったところで、倒したことにはならない。じゃんけんで勝ったとしても、「へぇ、やるじゃん。じゃぁ荒野荒野やろうよ」とドヤ顔をかまされ、話をすり替えられ、勝敗をウヤムヤにされるのが関の山。

 彼の土俵で倒さないと、勝ちにカウントされない。あのドヤ顔がそれを明白にしてる。冒頭のたった一言で、彼の有利なシチュエーションが完成してる。とんでもない男。自分のフィールドを秒でつくる才がある。

嫌われてるにせよ、結局知らない人だから倒したいと思わない

 
 ただですね、彼が日常で嫌われ、日頃「倒したい」と思われてるとしても、チンプンカンプン。だってその前提を知らないから。みてる人らからすれば、倒したいと思う要素がないわけですよ。

 見ず知らずの人間を、「倒してぇ!こいつ倒してぇ!」と思うことは滅多にない。誰彼構わず、そんな風に殺気立ってるのは、たぶん亀田興毅くらいだと思う。もし「倒してぇ」とよく思うなら、亀田興毅なのかも。


 あたかも自分を大物と勘違いし、「倒したい?」と言う始末。不特定多数を煽れるこの自意識の高さ。

 「おまえうざい、倒したい。」と日常的に言われてるのが伺える。そして「じゃぁ荒野行動やろうよ」と誘うわけだ。なんてこった。ゲームを気楽に誘ってくれる近所の兄ちゃん感も出てきた。いわゆる地元最強感が彼からほとばしってる。

「おれを倒したい?」「じゃぁ荒野行動やろうよ」「めっちゃいるじゃん」「でも全員倒すから」の火力の高さ

 この伝説のCMは冒頭だけでお腹いっぱいになれる。

 キラーフレーズ「おれを倒したい?」から「じゃぁ荒野行動やろうよ」の2コンボ。次いで「めっちゃいるじゃん」で3コンボ。

そして

「全員倒すから(ドヤ顔)」

のダメ押し。もうダメ、4コンボ。KO。一発一発の威力が高すぎてたった4発でKO負け。尋常ではない火力を叩き出す。格下にも容赦はない。

「めっちゃいんじゃーん」の汎用性の高さ

 妙にくせになる「めっちゃいんじゃーん」の言い方。一度きけばわかると思うのですが、ほんとに耳に残る。ねっとりネバネバな言い方が、ハマる。ひとたび口から発すれば、ねるねるねるねが口の中で錬成されんじゃないかと思うくらい、ねっばねば。

 この「めっちゃいるじゃん」の使いやすさが半端じゃない。

使える場面

  • 人混みを歩いてるとき
  • 満席のレストランをみかけたとき
  • フォートナイトの50vs50をしてるとき
  • 注文した料理の量が思ったより多かったとき
  • なにかイベントにいったとき
  • 帰り道に偶然祭りに遭遇してしまったとき
  • コチュジャン
  • トウバンジャン

 とにかく日常的に使える場面が多い。

 嘘でもネタでもなく、毎日「めっちゃいんじゃん」と自分は口走ってしまってる。発言するたびに、頭の悪さが露呈しまくってる。「何いってんのこいつ」の目を向けられる。助けて。

 さらに「めっちゃいんじゃん」からうっかり「全員倒すから」なんてもんが口に突いた時には、奇妙な目を向けられるか無視される。8割は無視で、みな無慈悲。どれだけネットや自分の中でネタになろうと、現実世界で通じるほど、そこまで話題になってないのだ。

◯◯じゃ〜ん と派生させれば使い方は無限

 めっちゃいんじゃーんを、「めっちゃ◯◯じゃーん」にすれば、あらゆる状況で使用可能。ほんとに無限に使える。

派生させ、使える場面

  • 料理をよく食べる子を見たとき 「めっちゃたべんじゃーん」
  • スポドリをがぶ飲みしてるのをみたとき 「めっちゃのむじゃーん」
  • 街でなぜかすごい勢いで走ってる人をみて「めっちゃ走るじゃーん」
  • 急に豪雨にみまわれたとき「めっちゃふんじゃーん」
  • やたらスマホをチラチラする人がいるとき「めっちゃみんじゃーん」

 なんてウザさ。口にだして、音にすればさらに鬱陶しいのに、文字だけですでにめちゃんこにやかましい。このフレーズ、強すぎる。めっちゃ◯◯じゃん亜種。

エンタに出ても多分違和感ない

「”おれを倒したい?”でプチブレイク中!!いつも煽りをしてくるのはこの男〜〜〜〜!!」

 もしエンタの神様のそう紹介でされても、無問題。それくらいギャグ性能が高い。たった30秒の動画が、5分のネタより面白い。ある意味洗練されてる。まるで内容がないのに、濃い30秒なのだ。

そこから派生して作られるあまりにも雑なCM達

 他にも男性や女性がラップをしたり、ゲームしたりしてる動画もあるけど、今回のスポットは完全に「あの男」。やつにエイムを合わせます。

いつの間にか煽り返されてるのは、あの男〜〜!!

 急にサラリーマンになるんですよ。元々働いてたのかどうかはさておき、あんだけアオリ散らかしてた男がスーツを着てるんですよ。それだけでなぜかすでに面白いんですよ。これまで培ってきた(30秒)が実ってか、座ってるだけで笑いを取れる、笑いの化身なわけです。

いらない豆知識

 このCMにて下の名前(役名)は「ユウト」であると判明。

 それでいて、逆に煽られてるんです。「おれを倒したいか?じゃあ荒野行動やろうよ(棒読み)」と。

 ある時を境に、急にこの類のCMが増えて、通称おれを倒したい男”オレオ”が酷使されるようになります。彼に味をしめた荒野行動。

 彼がスーツを着だしてからのシーズンを「オレオ、サラリーマン編」と勝手に呼んでるので、気に入ったら誰か使ってやってください。

ほんとうに脈略がないストーリー

 脚本家呼んでこいってレベルで、話の流れがめちゃくちゃなんですよ。むちゃくちゃというか、流れって概念がないんですよ。

 シチュエーションなんてお構いなしに話をぶった切って、あのキラーフレーズ「おれを倒したい?」のくだりを入れてくる。

 どうしてこうなったのこれ… ある意味ゾンビ映画的感染の仕方で、若干のホラー。

えぇ?父さんもなのぉ〜?

 「自分のフィールドをつくる才」とか言ってたのがアホらしくなってきた。全然作れてない。

別に嫌われてもない可能性 わりと慕われてる

 映画館で告白されたり、上司に褒められたり。「普段から嫌われてる」との憶測はもしかしたら間違いなのかもしれない。結構慕われてて、実は誰にも「倒したい」と思われてない可能性すらある。ただの妄想の可能性。どういう立ち位置なのこの男。倒したい?とはなんだったのか。

オレオ「えぇ!?なんでなんでなんで!!!えぇぇ!!!」

 いや、ほんとになんでなんだよこれ。

「おれを倒したい?」が黒歴史的設定なのかもしれない

あれだけ煽られてるのは、黒歴史認定されてるからかもしれない。

 【あの男はゲームが上手かったので、Youtuberになろうとする。初めての実況プレイ動画が例の「おれを倒したい?」動画で、黒歴史として扱われ、逆に煽らられる。】とかでしょうか。それでいても話通らないこと多すぎるんで、設定とかもうどうでもいいです。

数少ない褒めポイント「男のうざさ」と「演技力」

 ただ、褒めたいというか、好きなポイントがありまして、「この男性が出てくるCM」はもう面白く見えちゃうんですよ。さきほども書いたのだけど、ある時を境に酷使されるわけです。オレオが。

「おれを倒したい?」の鮮烈なデビューから、サラリーマン編で意外と物腰が弱いことが明かされる。ギャップですよギャップ。彼だけキャラが立ちすぎてる。

 彼が出るだけで、広告を見る敷居がどっと下がる。「お、また出てるじゃーん」となるわけです。


使い回し

相対的に彼の演技がよく見える

 他の人の演技があまりにも大根すぎて、この男性の演技が一番上手く見える。もしかしたら全然上手くないのかもしれないんですけど。絶対値は置いといて、相対的にこの人が一番上手く見えてしまう。ほんとに。

 この質問してる男性も結構すき。上のCMは珍しく文脈があって、普通に面白い。ただ「スコープなし命中率100%」はゲームバランスをぶっ壊しすぎ。完全に嘘。

「狙撃命中率は?」

オレオ「100%ですけど」


「でました100%!出ましたよ!」

 これも汎用性が高い。なにかで満点とってる知り合いがいれば、かませイエイイエイ。気分上々。

 この辺は演技も良くなってきてて、普通に見れてしまう。普通に見れるって褒めてるのかなんなのか。

いらない豆知識

 このCMにて上の名前(役名)は「田中」であると判明。役名は「田中ユウト」で確定。完成してしまった。

楽しそうにゲームしてる

 最初こそ「なんだこの男は・・・」と驚嘆するものの、気がつけば楽しそうにゲームしてる姿に目がいく。(ハメコミっぽいので、おそらくリアルタイムでゲームしてるわけじゃないとは思うのですが)

 その楽しそうな姿と、絶妙なあの「うざさ」が融合して、なんかバランスのよいキャラクターとして確立されちゃってるんですよね。うざいうざいも好きのうち、とはこの男を指す言葉かもしれない。

 悔しいんですが、この男性俳優が出てるCMは全てみてしまってる。むしろ待ってる。プロモーションがTwitterに流れてくるたび毎回ハートマークをつけてファボしてる。そして「おれを倒したい?じゃぁ・・・」と部屋で一人、口走るわけです。


むすびに

 「TikTok」しかり、「荒野行動」しかり、マッチング系アプリ系しかり。スマホのPR広告って「うざい」に特化してるのが多いんですよね。とにかく感情を抱かせるという手法。それが負の感情であろうと、正の感情であろうと。「とりあえず話題になったもん勝ち」な戦法が目に余る。

「なんやねんこれ」とツッコミをさせつつ、ダウンロードさせる。「2億ダウンロードだし、とりあえず面白いんだろう。無料だし。」とウェブと口コミでさらに広がる。ある意味戦略勝ちなんですが、「うざさ」に焦点置きすぎなCMの多いこと多いこと。
 

 とにかく僕はもう「めっちゃいんじゃん」「全員倒すから」を使わない日が滅多にありません。言われた相手はいつも困ってます。本当にすみません。困ったら僕を倒してください。おれを倒したい?じゃぁPUBGやろうよ。フォートナイトでも。

ではまた。

アロンアルフアの新CMがツッコミ所しかない 

2018.05.24

”輝夜月”にアル中にされた

2018.02.04
hitoto

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