「いつ消すの?」「今でしょ!」と言いながらパスドラを消した話【スタミナに支配されていた男】




大学時代、一時期ソシャゲにハマりました。

入学当時、学部にまともな友達がいませんでした。「よっ友」 くらいしかおらず、会話出来る学部内の友人はほぼ0。

※よっ友
挨拶をするだけの友達

とにかく話が盛り上がらない。話に入れない。何するにしても、完全に金魚のフンでした。必要のない腰巾着。いてもいなくても変わらない存在でした。

どうにかして会話に混ざろうとしたら、なぜかソシャゲに時間を支配されてしまった話です。

会話ってどうすりゃいいんだ?

コミュ障の人ならわかると思うのですが、人と話す事の難しい所といえば、一言目

「初動」が特にわかんないんですよね。とっかかり方が一切わからないんですよ。

話題の切り出し方が本当に不明でした。「いい天気だなー」すら何故か言えないんですよ。

「どうすりゃ彼奴らと会話が出来るんだ?」と考えた自分は、話の種・武器になるものはないかと探します。

戦えるポイントを探せ

そこで武器になるのはやはり

「共通の話題」

リア充達の間で流行っているものはなんだ?

「Timberland」なり「EXILE」なり、いわゆる「イケイケな物」には疎く、無理に話したところで会話に華は咲きません。

音楽は好きでしたが、いかんせん彼らと聴くジャンルが違いすぎて、まともに会話にはならない…

そこで唯一戦えそうだったもの。それがパズルアンドドラゴンズ。通称

「パズドラ」でした。

スマホ普及黎明期に登場したモンスターゲーム。それが堂々たる降臨をしていた時期。

「これしかねぇ」と、一念発起し、まだガラケーだった自分はソフトバンクに乗り込みiPhoneを購入。

この時代はまだ今ほどAndroidが発達してない時代だったので、快適にパズドラをするならiPhone一択でした。
(arrowsが発熱しすぎてカイロと言われてた時代)

iPhoneというWeaponを手に入れた自分。

「あのダンジョンクリアした? 」

この一言で会話に混ざれる。華やかなキャンパスライフが門を開いて待ってる。そう信じてやまなかった。

そう思った僕が甘かった。

彼らにとって、パズドラは生活の一部でしかなく、会話の糸口は掴めたものの、話がめちゃくちゃに盛り上がるなんてことは無かったのです。

なのに僕の生活はパズドラが主体になってました。

パズドラの一部が僕でした。

迷走

よりパズドラが上手くなれば会話が盛り上がるのでは?

方向を見誤った発想に至ります。

レベル上げや、リーダースキルの優秀はモンスター集めをはじめとし、「ダンジョン情報」「ドロップ率」等、情報収集にも力を入れはじめるのでした。

情報収集はもちろんかの「appbank」。まだ「マックスむらい」の知名度もそんなに高くなかった時代

村井という人を見つけた時に、「まっくすむらいじゃん」「あだ名まっくすでもいい?」と言っても一切通じなかったです。僕のコミュ力の問題でしょうか。

今ならさすがに通じるかな。

まっくすむらい及びappbankが後に炎上する事になるとはこの時は思いもよらなかった。

そうして一通り必要なものを取得すれば、リア充グループ側から パズドラの話をされるようになりました。

「期間限定ダンジョン、オチコンで偶然クリアできたわ〜」

こんな風に話しかけられることが増えました。

the end?

目的を果たしました。だがしかし、達成感がまったく無い。

なぜか。そう、いつしかズレていました。

パズドラの話はあくまで話題の切り口でしかなかったはず。

なのに「話の中心がパズドラ」になってました。完全に本末転倒。

パスドラを糸口に、他の話がしたいと考えていた自分にとって、そこに楽しみはなかった。

「あれ、これおれいらないんじゃ..?」

気がついたらそのグループと話す時の内容はパズドラ・パズドラ・パズドラ。

パズドラ一辺倒。それ以外の話に飛躍することはなく、本来自分が話したい・聞きたい事は一切できませんでした。

たしかに人と会話してるけど、会話を楽しめてない。

しかも、いつしかリア充グループ以上にパズドラにのめり込んでた自分

「あ、スタミナ減ってるのもったいないからダンジョンに入ろ」
スタミナを逆算し、スケジュール管理する日々。

生活の基盤がスタミナになって、そこに疑問が芽生えながらも指を滑らし続ける。

1コンボ、2コンボ、3コンボ…
10コンボアヌビス… 10コンボなんてオチコンないと出ない運ゲーだよと嘆く。

ホルスが安定して覇権を握ってた。

「これは本当にマズイ」 頭ではそう分かってるんですが、いかんせん少し課金をしてしまったりと、引くに引けずパズドラを続ける日々。

もう当初の目的なんてないのに。

ある日、別の大学に通う友人が、ふとこう言います。

「スタミナ逆算しだしたら まじで人間として終わり」

あ、それおれだ

その言葉にハッとし、目が覚める。友人はこう続ける。

「いつ消すの?」



今でしょ!!!!

呪縛から解放された瞬間。

消した時、何故か爽快感があった。引くに引けないと言っていた癖に、消してしまえば必要ないものだとわかりました。依存しているものは、得てして呆気なかったりします。

結びに

もともと馬が合わないグループに一芸でのめり込んでも、大して楽しくないです。
学ぶものはあるでしょうが、根本的に相性が悪ければ、無理をしてしまうだけ
ソリの合わない人達と、共通の認識がたった一つだけだと深い関わりになることはありません。

事実、彼らとはパズドラが流行ってた時期だけ関わっていて、以降疎遠でした。
そもそも学外で殆ど連絡を取ってない時点で、仲が良いとは到底言えなかったでしょう。

パズドラは携帯で出来るゲームの中で、当時とても画期的でした。それまでブラウザゲーなど、クリックしかしないようなゲームが蔓延ってた中、ゲーム性が高かったのが魅力的でした。なのでついハマってしまったのです。

どうせやるならある程度は本気でやってみると得るものはあります
中途半端にパズドラをしていたら、彼らと話すこともなかったでしょう。多少なりとも話すことが出来たのは、パズドラがあったからです。時間は本当に飛びまくりでしたが、振り返れば楽しい記憶となってます。失敗(?)してよかったなと今では思います。

スタミナ性のあるゲーム・ソシャゲは人間の心理を上手く突きます。
あまり中毒になりすぎないように。節度を守って楽しくプレイ。

それではまた。デュエルスタンバイ。


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